築地魚河岸三代目レビュー

出演者で特に印象が良かったのが、伊東四朗が演じる築地魚辰の大旦那と、柄本明が演じた幼馴染のすし屋のおじさん。それと、森下愛子さんの病人の役。
心に残るシーンは大杉漣の「幸せって、自分の気持ちに嘘をつかずに生きていくことだって気づいたんだ・・・」という台詞。
 この言葉に動かされ、大沢たかお演じる主人公 旬太郎は、会社に辞表を提出し築地に自分を見いだす道を模索し出します。
 それと、お互いに、兄弟であることを知っていながら、お互いを気遣い知らないふりをする英二(伊原剛志)、明日香(田中麗奈)このエピソードは後から振り返って印象深くなってきました。そう、二人は結婚する気などさらさらなかったのです。
 そして、英二と旬太郎が千秋(森口瑤子)の婚約披露会場に乗り込んでいくところもべたべたながら、好ましく観てしまった。
けっこう尺が長いので見る時は気合いを入れて見ましょう。
評価は五段階で4。