ランボー/最後の戦場

 朝一番の回だったが、ほぼ満員だった。ちょっと以外。中高年の夫婦連れが目立った。ほかに見るのがなかったのかな。まあ、ナルニアは中高年向きでないし。
 しかし、見た人は意外だったろう。なんせ、虐殺シーンの嵐。ランボーと傭兵たちは、過酷な戦場のただ中で自己を生存させるのに必死だ。確かに、人を殺すのは良くないことだが、戦場には戦場のルール、真理がある。それを肯定したくはないが、理屈抜きの巨大な暴力を見せつけられると、こざかしい理想論など吹き飛んでしまう。
 ランボーの台詞は少ない。「帰る場所がない」「これは俺たちの仕事だ」「自分のために戦う。」と自問自答する。
 最後の、父の農場への一本道を歩くシーンを見て、これは、ジョン・ランボーが戦争から解放され故郷に帰る物語なんだなと感じた。
 ランボーのかっこいいアクションを期待して、胸のすくような展開を期待して見るのは間違いだ。しかし、今までの戦場から解放されて故郷に帰るランボーが見れたのだからいいとするか。評価は五段階で4。